
「全国ボランティアコーディネーター研究集会(JVCC)2008」が、冬の京都で開催されます。前回の京都開催から4年。当時実行委員だったメンバーは4年間でさらにパワーアップし、またフレッシュな新人も多数加わり、毎回活気のある実行委員会を重ねてきました。
その中で、分野の違いに関係なく繰り返し話題にあがったこと・・・それは、「今、ボランティアに関してちょっとヘンじゃない?」ということでした。すなわち、実は“安価”という意味だけで「有償」と「ボランティア」が無理やり合体して使われたり、きっかけづくりのはずだった“体験”が目的化してしまっていたり、“協働”という美名のもとに隠されたコスト削減であったり。
たしかに「ボランティア」は社会のすみずみまで普及したかに見えますが、実際には“うそ(嘘)もん”が横行しているのではないか、ということが共通した問題意識でした。
そこで、今回の大会テーマは「〜めざせ!ほんまもん〜社会を変えるボランティアコーディネーション力」としました。
“うそもんのボランティア”に対して疑問も持たず、都合よく調整しているだけの“うそもんのコーディネーター”であってはなりません。本物のよさを守り続ける気質のある京都からの発信として、「ほんまもんのボランティアコーディネーター」について、皆さんとぜひ一緒に考えたいと思います。
そこで、「研究・実践編」では、オープニング(全体会)において、まず“うそもん”と“ほんまもん”のボランティアやコーディネーションについて課題を投げかけます。これを受けて、分科会でより具体的な課題を検討します。そして、クロージング(全体会)で、“ほんまもん”、つまりボランティアコーディネーターの専門性について検討します。
「基礎・入門編」は主に新任担当者の方を対象にしていますので、こうした動きをふまえつつも、まずはあらゆる分野・立場のボランティアコーディネーターが共通して追求すべきボランティアコーディネーションの価値と求められる役割について学びます。そして、より具体的な知識とスキルを共有していきます。
本研究集会は、ボランティアコーディネーションに携わる人々が、全国から、また分野を問わずに集う日本でも数少ない集会です。ぜひ、活動分野や立場を超えた活発な議論の場として、また知識や技術をよりいっそう磨く機会として、活用していただきたいと思います。
最後に、1994年の初回以来、一貫して、ボランティアコーディネーションに携わる(あるいは、その養成に関わる)実行委員による、手作りの集会であることを申し添えておきます。(実行委員長 筒井のり子)
(1)環境、国際交流・協力、教育、福祉・介護、まちづくり、災害救援などのNPO・NGOで、ボランティアのコーディネーションを担当しているスタッフ
(2)高齢者、障害者、児童関連福祉施設で、ボランティアの受け入れ担当をしているスタッフ
(3)病院、医療関連施設で、ボランティアの受け入れ担当をしているスタッフ
(4)博物館・美術館・動物園・図書館・学習施設、生涯学習センター・男女共同参画センター・公民館などの社会教育・文化施設などで、ボランティアの受け入れ担当をしているスタッフ
(5)小・中・高等学校、大学、短大などの教育機関で、学生・生徒のボランティア・体験学習等を推進する担当をしているスタッフ(教職員、学生等)
(6)企業や労働組合などで、社員・組合員のボランティア活動を推進する担当をしているスタッフ
(7)ボランティアセンター、NPO・NGO支援センター、国際交流協会のボランティア担当スタッフ、ボランティアコーディネーター
(8)ボランティアコーディネーターまたはボランティアコーディネーションの研究及び研修・養成にかかわっている方